自民単独で300議席確保? 衆院選「終盤」世論調査を読む

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   衆院選終盤。大手メディアの世論調査によると、自民党「圧勝」が濃厚だ。

   「自公300議席をうかがう」(朝日新聞)、「自公300の勢い」(日本経済新聞)、「自民勢い変わらず」(読売新聞)といった見出しが躍っている。東京新聞は「自民 単独過半数の勢い」と報じた。世論調査の「生数字」はこれ以上に自民が優勢との見方もあり、自民単独で300議席確保も夢ではない勢いだ。

自民「絶対安定多数269議席はクリアできそう」

自民党「圧勝」なのか?
自民党「圧勝」なのか?

   2012年12月14日の新聞朝刊は、衆院選の終盤情勢調査がトップ記事を飾った。

   読売新聞は、「政権奪還を目指す自民党は単独で過半数(241議席)を上回る勢いを保っている」と報じた。

   朝日新聞は「自民党が単独過半数ラインを超えて280議席以上をうかがう」とし、日本経済新聞は、自民党は序盤の勢いを維持しており、「接戦を続ける選挙区でも優位に戦いを進めている」と伝えた。自民は小選挙区で前回(2009年)の衆院選で議席を失った東京や神奈川など都市部で復調し、すでに小選挙区で180程度を固めつつあるという。比例区では60議席を確保しつつあり、「単独過半数(241議席)を突破するのは確実な情勢」だ。

   産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査によると、自民党は選挙区と比例区ともに優位に立ち、単独で280議席以上を確保する勢いにある。

   時事通信は「120を超える選挙区で(自民の)公認候補が当選圏に入った」と伝えた。比例でも60議席を超える見通しで、衆院のすべての常任委員会で委員長ポストを独占したうえ、過半数の委員を握る絶対安定多数の269議席をクリアできそうな情勢だ。

   公明党は公示前の勢力(21議席)を超える、30議席に確保にめどをつけた。自公で300議席を超え、「政権復帰が確実な情勢」(産経新聞)となった。

   自公は、民主と競り合う選挙区でさらに上積みできれば、衆院の3分の2にあたる320議席が視野に入ってくる。

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