自民党支持者は怒り心頭
ただ、自民党支持者は怒り心頭だ。こんな書き込みは公職選挙法違反だとして、「警察に通報しよう!」と呼びかけている人もいる。
それにしてもいったいなぜこんなデマが出てきて、しかも拡散してしまったのか。一つには、安倍総裁は以前から「教育」に力を入れていて、2006年の自民党総裁選に出馬した際には、「授業時数の増加」を公約にもりこんでいた。さらに、2007年、安倍内閣(当時)の肝いりで組織された教育再生会議は、6月1日の取りまとめ第二次報告に「必要に応じ土曜日の授業も可能とする」「夏休み等の長期休業日の活用」と記載していた。こうしたことから、今回のデマがある程度の信憑性をもち、休みが減るのを嫌がる子どもたちの心理に乗って、拡散してしまったのかもしれない。なお、安倍総裁は2012年の総裁選、衆院選ともに公約で授業時数に触れていない。
また、一部では、
「子供を媒体にデマを流そうと思ったのか」
「工作員に予算降りてるんだろうね」
といった「陰謀論」も飛び出していた。