フジテレビの凋落が止まらない ネットでは「俺たちの大勝利」

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昨年夏から「韓流ゴリ押し」批判の矢面に

   その「アイアンシェフ」だが、NHK「紅白歌合戦」にぶつける大晦日の6時間スペシャルが決定したと発表されると「やっぱり空気が読めていない」「他に企画はなかったのか?」などといった批判の声が挙がった。

   ネットでは11年8月7日から始まったフジテレビに対する大規模デモと、フジテレビの凋落の始まりがピッタリ重なるとして、「大勝利」宣言が起こっている。

   デモは、フジテレビが韓流のブームを無理矢理起こそうとしているとし、「韓流ゴリ押し」「偏向報道」を批判したものだが、それだけでなく、日本を落とし込める意図の番組が散見されるとして拡大した。例えば、スポーツ大会で「日韓戦」ではなく「韓日戦」と表現したり、国旗掲揚を意図的に削除した、などと騒ぎになった。ドラマでも、広島原爆忌の翌日の放送で、主演女優が「LITTLE BOY」と書かれた広島型原爆を意味するTシャツを着ていた、バラエティーでは人気料理の1位に韓国料理が「不自然」にランキングされた、などと騒ぎになった。

   ネットでは「フジテレビは見ない」「スポンサー企業に抗議をしよう」などといった動きがずっと続いてきた。

   ここのところフジテレビが放送する韓流ドラマが減少していて、ネットでは喜びの声が挙がっていたが、12月9日、フィギュアスケートの浅田真央選手がグランプリファイナル優勝を果たし、フィギュアでは格下のNRW杯で韓国のキム・ヨナ選手が優勝するとフジテレビは、まるでキム選手が浅田選手に勝ったような特集を組んだとし、またまた大きな騒動に発展した。ネットでは怒り心頭となり、

「フジは全く反省していない。これからも視聴率は下がり続けるはず」

などと発言する人が多く出ている。

   ただ、経営面でみると、昨年の第3四半期はこうしたデモの影響はうけておらず、今年12月4日に発表した今年度の中間報告でも「増収増益」。ロンドン五輪で広告収入が大幅に増えたことで放送事業収入は前年同期の3.8%増となっている。

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