フジテレビの凋落が止まらない ネットでは「俺たちの大勝利」

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   フジテレビの視聴率や業績がガタ落ちしているとの報道が相次ぎ、「フジテレビ再生の道はあるのか?」などと心配する声が相次いでいる。さらに、今年の大晦日の特別番組が視聴率低迷に喘ぐ「アイアンシェフ」(旧名:料理の鉄人)の6時間番組だと発表されると、「他に企画は無かったのか?」と失望感が広がった。

   ネットでは、フジテレビの凋落は「韓流ゴリ押し」だったという声もあり、フジテレビに対するデモに参加したり、批判を続けてきた人達は掲示板やブログで「大勝利」宣言をしている。

低視聴率「アイアンシェフ」が大晦日6時間特番とは

   フジテレビは80年代から「面白くなければテレビではない」を旗頭に民放視聴率トップの快進撃を続けてきたが、7年間続けていた視聴率3冠を11年に日本テレビに奪われ、今年は「振り返ればテレビ東京」などと長年揶揄されてきたテレビ朝日にまで抜かれた。開局以来最大の危機なのだそうだ。

   民放3位になったことで広告収入もガタ減りしていて、「週刊実話」(2012年11月22日号)によれば、上半期(12年4~6月)のスポットCMが前年の2割落ちていて、10月も同81.9%だった。

   「週刊文春」は12年11月18日付けの電子版で、「視聴率3位転落 フジテレビはなぜ『時代遅れ』になったのか?」という特集を掲載し、ドラマもバラエティも、報道も全部ダメで、原因は代わり映えしない大御所の起用と、キャスティングのおかしさ。社員はプライドの高いサラリーマンだらけになってしまった、と書いている。視聴者の空気も読めなくなっていて、今年のキャッチフレーズを「ピカる★フジテレビ」にしたが、原爆を表す「ピカドン」を想起するとし抗議が来た、と書いている。

   また特集では番組編成のトップ大多亮常務のインタビューを掲載。50代以上の視聴者に対し魅力ある番組が少ないことや、作り手側に時代感や視聴者を引き付ける腕、パッションが足りないこと、などと低迷の理由に挙げている。そして、復活のきっかけ番組として「アイアンシェフ」を絶賛。

「鳥肌が立った。手間とお金をかけて大遊びしているけど、フジテレビのアイデンティティはこういう馬鹿らしさです」

と語ったが、蓋を開けてみると「アイアンシェフ」で視聴率は取れず、5%台に落ち込んだため、打ち切りしかないと囁かれ始めた。

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