「お前にはチャンスやらないって言われた」 SKE48「お局研究生」松村が恨み節

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   AKB48の姉妹グループで、名古屋を拠点に活動するSKE48研究生の松村香織さん(22)が、ブログで「お前にはチャンスをやらないって言われた」と明かしている。

   プロデューサーの秋元康氏はGoogle+で「いつか必ずチャンスの順番が来ると信じなさい」と投稿したことがあり、「チャンスの順番なんてないのか…」と衝撃を受けるファンがいる。一方、松村さんに懐疑的な声もある。

「言ったことは忘れても言われたことって忘れないよね」

松村香織さん(12年11月撮影)
松村香織さん(12年11月撮影)

   松村さんは2012年12月12日、AKB48グループのメンバーがSNS「Google+」(ぐぐたす)に参加し始めて1年経ったことを記念するブログを更新した。

   09年11月にSKE48に加入したが、なかなか正規メンバーに昇格できず(48グループ史上最長の研究生期間を更新中)、選抜メンバーに入ることもなく日の目を見なかった。しかし12年1月、メンバーを招いてトークしたり、悩み相談に答えたりする様子をおさめた「BBQ 松村香織の今夜も1コメダ」という動画をGoogle+にアップロードするようになってから、知名度、人気が上昇し始める。積極的にGoogle+を利用していた秋元氏にも見出され、12年2月から「週刊プレイボーイ」で同名の連載が開始、またGoogle+で注目されたメンバー16人で歌う「ぐぐたすの空」という曲の歌唱メンバーにも選抜された。

   こうした活躍があり、6月に行われた「AKB48 27thシングル選抜総選挙」では34位にランクイン。初めて圏外を脱したうえ、SKE48の研究生では唯一のランクインという快挙を成し遂げた。人気が認められ、9月発売のSKE48のシングル「キスだって左利き」では初めてシングル表題曲の選抜メンバーに入っている。

   松村さんはブログで、「ぐぐたすを上手く使ったら絶対に知名度や認知度が確実に広まるって確信したからみんなとは違うことをやりました そしたら心強い応援してくれる素敵な素敵な方が確実に増えました」とこの1年を振り返った。そして、

「あとはお前にはチャンスをやらないって言われたからチャンスを貰えなくてもわたしは自分でチャンスを作って絶対に上がってやるって意地になっていたからかな(笑)言ったことは忘れても言われたことって忘れないよね しかもそれが自分にとってショックなことだったり傷ついたことなら尚更」

と、Google+での自身の頑張りの裏側を暴露した。

「なんでピアスの穴が開いているのを気にするのですか?」

   AKB48は10年12月に「チャンスの順番」というシングルを発売している。じゃんけん大会で勝ったメンバーが歌った曲で、キャッチコピーは「誰にもチャンスはある」だった。

   秋元氏は12年1月、Google+で「いつか、必ず、チャンスの順番が来ると信じなさい。自分の境遇の悪さだけを嘆いていても始まりません。頑張れとしか言えないんだ」と投稿し、メンバーに「努力を続ければチャンスは回ってくる」と呼びかけている。

   こうしたことがあったため、ファンは松村さんのブログについて2ちゃんねるで「チャンスの順番無いのかよ」「これはさすがに運営酷い アイドルにここまで言わせるとは」「運営がかおたん(編注:松村さんのニックネーム)のチャンスを潰してる」など「驚いた」という書き込みをしている。

   一方松村さんは、何かとお騒がせな「炎上アイドル」であり、露出度の割にアンチの数が多いという事情もある。

   2ちゃんねるでアンチが松村さんについて面白おかしく書き込んでいることについて、12年7月、動画「今夜は1コメダ」で「自分が発言したことをネットで悪意たっぷりで取り上げられる」と発言。Google+のコメント欄にも「売名ありがとうアンチさん」などアンチを挑発するような書き込みをしている。

   また10月には、アイドルが耳にピアスをすることについて、「なんでファンの方はピアスの穴が開いているのを気にするのですか?」「ピアスの穴、開いてたらさぁ、推しやめるとかバカじゃない?」と、ファンを批判するような発言をした。

   12月には、メンバーからファンの携帯電話にメールが送られる「モバメ」というサービスについて、Google+で「モバメ届いてないみたいだねー」「言いたいことも言えないんだねー」「いらいらするー 送れないなら送れないって連絡してくれればいいのに」「だって送ってるのに わたしが、送ってないって思われるし勘違いされるし損しかないじゃん」と投稿した。松村さんが作成したメールが運営に検閲された結果配信されなかったことについて、運営側を批判しているとも受け取れるものだった。

   こうした裏側があり、運営側としては松村さんを前面に押し出しにくいという気持ちがあるのかもしれない。今回のブログについても「都合のいい文に変えてない?」「その言葉を言われるに至った経緯が無いと何とも」と、松村さんの言葉を額面通りに受け取っていないファンもいる。

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