GLAY・TERUの本名「照彦」を意識か
インターネット上ではまんべくんの「引退」を惜しむ声とともに、「なぜ名前がてるひこ?」という疑問も書き込まれている。
12月11日付の北海道新聞夕刊に掲載されたてるひこの紹介記事には、名前について、函館出身のロックバンド「GLAY」のボーカル・TERUさんの本名「小橋照彦」と同じだが、関係はない。ただてるひこはGLAYの強烈なファンではある、と書かれている。
まんべくんはこの日、てるひこの本名について「大橋輝彦なの」とツイートしており、TERUさんをかなり意識していることは間違いなさそうだ。なお、TERUさんはてるひこについてツイッターで「爆笑!」とツイートしており、悪くは思っていないらしい。
まんべくんは北海道・長万部町のPRキャラクターで、10年10月にツイッターを始めてから一気に知名度が上がった。自虐的な物言いや暴言で良くも悪くも注目を集めたが、11年8月14日、終戦記念日前日に「日本の犠牲者三百十万人。日本がアジア諸国民に与えた被害者数二千万人」「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」とツイートし問題に。8月16日にツイッターが中止されたほか、まんべくん関連のイベントも中止になってしまった。
ツイッターは12年1月1日に再開されたが、長万部町はこれを許可しておらず、またも問題に。一時「一ノ瀬☆まんべ」に改名されたが、12年9月頃から再び「まんべくん」に戻っていたようだ。
運用会社「エム」に話を聞いたところ、まんべくんのツイッター終了は「函館の地元企業から地域活性化について話を受けたから」だそうだ。てるひこのアカウントは、現在のまんべくんのアカウントの名前を変更してそのまま運用するという。
なお、長万部観光協会のブログによると、実物の着ぐるみのまんべくんは今も元気に活動中だ。12月9日には長万部駅で利用客の「お出迎え」を行っている。