「KDDIとしてはおこなっていない」
LTEカバー率の表示問題とは、auが11月頃まで「4GLTE(iPhone5含む)は2013年3月末までに人口カバー率96%」と広告を打ち出していたことだ。auの4GLTEは800MHz帯と2GHz帯を利用している。auはとくに800MHz帯の基地局を多く持ち、現在も拡大中だ。ところが、iPhone5のLTEがつかまえるのは2GHz帯のみ。しかも、2GHzLTEに限った対応エリアは公開されていない。そのため「iPhone5のLTEが人口カバー率96%」と誤解する人が続出し、問題となった。
こうした「過去」に一部ユーザーらは不信感を抱き、今回の騒ぎまで発展したらしい。
2012年12月11日、J-CASTが「パケ詰まり」についてKDDIに取材すると、「一部のお客様からそういった申告はいただいている」とは認めつつ、「詳細については確認中」と回答した。そもそも、「パケ詰まり」という事象自体に明確な定義がないため、確認が難しいようだ。
また、解約した場合の本体代金や違約金の免除のうわさについては、「KDDIとしてはおこなっていない」と否定した。ただ、代理店が独自におこなっている可能性もあり、デマとも言い切れないようだった。