がれきに閉じ込められたと地震でデマを飛ばしたとされるツイッターユーザーは、大阪の高校2年生男子生徒ではないかと見られている。高校が事実関係を調べているが、本人はツイッターで直接的な関与を否定しているようだ。
この「デマツイート」は、2012年12月7日に東北で震度5弱の地震が発生してしばらくしてから発せられ、ユーザーのリツイート呼びかけに、朝日新聞社会部も含め1万件以上もの反応が出る騒ぎになった。
だれからDMが来たか分からない
その後、過去のツイートなどから、2ちゃんねるなどで、ユーザーの特定化が進んだ。デマを飛ばしたとして非難が相次ぐ炎上状態になっている。
これに対し、このユーザーとみられる複数の別アカウントのツイッターでは、この日から本格的に釈明を始めた。当初は、「不謹慎なウソ」と認めて謝罪し、自分以外にもデマが流れているので、ウソをばらして引っかからないようにしたかった、などと説明した。
しかし、このツイートはすぐに削除され、翌8日には、自分のツイッターに英語のDM(ダイレクトメッセージ)が来て、それを開けると、アカウントを乗っ取られて、デマツイートを送信されてしまったと主張した。学校で友だちに聞いて分かったという。アカウントを消したため、だれからDMが来たか分からないものの、外国人のような顔をした女性ユーザーだったとした。「地震が起こり絶好のチャンスと思われてしまい、乗っ取りをされたのかな」とも漏らしている。
ただ、DMをむやみに開けてはいけないというツイッターの常識を知るべきだったとして、この点については謝罪した。乗っ取りについては、高校の教師に伝え、警察にも電話して相談したとしている。
「デマツイート」のユーザーは、本当にこの高校の生徒なのか。