大学の学部、学科に「キラキラネーム」 「日本語日本文化(^^)コース」どう発音する?

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   一見しただけではすぐにはわからない「キラキラネーム」がいま、大学の学部や学科の名称にも増えているようだ。

   やたらカタカナを並べて、さらには「国際」や「現代」などを冠する。数々の「珍名」に、なかには何を学んでいる学部・学科なのか、首を傾げたくなるものもある。

「マネジメント創造学部」は大学「肝いり」

「日本語日本文化(^^)コース」どう発音する?(写真は、鈴峯女子短期大学言語文化情報学科のホームページ)
「日本語日本文化(^^)コース」どう発音する?(写真は、鈴峯女子短期大学言語文化情報学科のホームページ)

   いま大学の学部や学科の「キラキラネーム」に困惑しているのは、就活生のようだ。2012年12月1日、14年春に卒業する大学生の就職活動が「解禁」されたが、大学の学部や学科の名称が、カタカナで長くて履歴書を書くのも面倒、何を学んできたのかを面接官に説明するのにも時間がかかる、といった「悩み」があるらしい。

   週刊SPA!(12月4日発売)の「珍名学部出身者の就活 悲喜こもごも」では、「珍名学部」の学生たちを直撃取材している。それによると、甲南大学の「マネジメント創造学部」の3年生は「学科名までいうと早口言葉みたく長くて、面接で噛みそう…」とこぼしている。

   では、その「マネジメント創造学部」では、どんなことを学ぶのだろう――。

   甲南大学のホームページによると、「『自ら学ぶ力』『共に学ぶ力』『自ら考え行動する力』を育成すること、さらに経済学・経営学を基礎とした専門教育による総合的マネジメント能力を育成することを目的」としている。

   学部の英語名称は、大学創設者の姓(平生釟三郎氏)を冠して「Hirao School of Management」という。甲南大学は経済学部が「看板」だが、それに実業家、社会事業家として創造的に考え行動した創設者の生き方と教育理念を同学部の柱に据えた、というのだから、かなり力を入れていることがうかがえる。

   2009年に開設された学部で、2013年3月の卒業生が1期生にあたるので、今年初めて就職戦線を経験。就活本番を迎えた学生は困惑ぎみなようだが、同学部のFacebookによると、11月19日現在で就職を希望する学生の87.4%が企業から内定を得ているという。

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