「NAVERまとめ」報奨制度を変更 悪質な「アクセス稼ぎ」防ぐねらい

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1か月で「万単位」を手にするユーザーも

   確かにNAVERまとめの記事の中には、「まとめ」とは言えないほど情報量が貧弱だったり、逆に膨大な情報が散らばっているだけで収拾がつかなくなっていたりするページが見られる。中には、ネット掲示板の掲載内容と閲覧者からのコメントをそのまま転用してつくっているものもあった。今後これらはインセンティブの対象から除外される。なお「奨励金制度」でも、一部改編が行われた。

   「インセンティブプログラム」では、どれほどの収入が期待できるのか。NAVERまとめには、ユーザー自身の経験談が複数紹介されていた。ある人物は、1日目に4本のまとめ記事を作ったところ、この日の報酬「見込額」は5円。以後、記事が閲覧された情報や報酬額を毎日リポートし続け、悪戦苦闘している様子がうかがえる。開始26日目の時点で、見込額は1613円だった。

   NHN Japanに確認したところ、報酬の支払いは3000円を下限としているが、仮にいったん確定した金額が3000円に満たなくても3000円に達するまで留保されるという。記事の掲載が継続している限りは、支払い対象になるとの説明だ。

   比較的成功しているユーザーもいる。2012年3月の1か月間でまとめ記事を11本つくり、合計6万円超の報酬を確定させ、「証拠」となる金額の記録も公開している。ほかにも「自己申告」にとどまるが数万円を稼いだというリポートが上がっていた。

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