日本企業による海外企業のM&A(合併・買収)が2012年1月から11月末までの累計で467件に達した。M&A助言のレコフが2012年12月5日に明らかにした。
過去の年間最多は1990年の463件で、11月末の時点でこれを上回り、22年ぶりに最多を更新した。海外に「収益源」を求める企業が増えるなか、為替相場が1ドル80円前後の円高水準で推移したことが、それらを後押しした。
1月以降の累計の買収総額は6兆8592億円で、11年の6兆3864億円を上回った。11年の買収件数の累計は455件だった。