米国で地獄を見て日本で「田沢ルール」のリスク
もし、大谷が日本ハム入団を断って米国に渡った場合、間違いなく地獄をみる。ルーキーリーグに送り込まれ、そこには選手同士の競争に加え、人種との戦いが待っている。東北という大人しいところで育った大谷にとっては野球どころではなくなる可能性がある。
さらに「田沢ルール」の適用選手になってしまう。日本球界に戻るには3年間待つという取り決めだ。力を発揮できずに米国から帰ってきた選手は、まず選手生活を断たれると思った方がいい。
もう入団発表の準備をしていることだろう。プロ野球のような勝負の世界では、ゲンを担ぐ。「吉日」を選ぶ。12月は、9日(日)13日(木)19日(水)25日(火)が「大安」。
25日のクリスマスは絵になるし、話題を呼ぶ。あるいは背番号にちなんで11日(火)もある。この日は「先勝」で「急いで吉」という意味もある。いずれにせよ、発表の日は近そうだ。
(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)