衆院選公示後のツイッターの利用のあり方を巡って議論が交わされる中で、候補者本人以外が、選挙活動への支援を求める内容のツイッターアカウントが登場した。法の網の目をくぐる手法とも考えられ、問題視されている。
ツイートには候補者の名前が登場するなど、さすがに公職選挙法に抵触すると判断されたのか、登場から1日半ほどでアカウントは凍結されてしまった。
本人のアカウントから別アカウント登場をツイート
問題とされているのは、東京8区から出馬している、俳優の山本太郎候補の「ボット」を名乗るアカウント。山本候補は、公示日に突入する直前の12月3日22日30分過ぎ、本人のアカウントから
「☆拡散願いANDフォロー願い☆ ☆山本太郎botできました!」
と、「ボット」と呼ばれる別アカウントが登場したことをツイートした。
一般的には、ボットとは、事前登録されたツイートが機械的に投稿されるアカウントのことを指す。決められたタイミングに決められた内容のツイートをするものもあれば、(メンション)の内容に応じて違った内容の返信をするものある。中には、半ば「ジョーク」のような形で「ボット」を名乗り、手動でツイートしているケースもある。