2012年12月3日、政府の要請による冬の節電期間が沖縄県を除く全国でスタートした。節電期間は13年3月29日までの平日で、年末年始(12月29日~13年1月4日)は除く。時間帯は9時から21時で、北海道と九州は8時から。
企業や家庭で節電が定着したことや、今夏に比べて電力各社に一定の供給余力が見込めるため、北海道以外の地域は数値目標を設けない。
冬場に電力需要のピークを迎える北海道は、本州からの電力融通に制約があるため、厳寒だった2010年度と比べて7%以上の節電を12月10日から要請する。
政府は、電力各社の予備率が最低限必要とされる3%(最低の九州電力が13年2月時点で3.1%)を上回っていることから、今夏に関西電力などに求めた計画停電の準備は、今冬は要請していない。