シャープに「過大表示」の指摘 プラズマクラスター、掃除機では効果なし

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性能は「実証済み」

   消費者庁が「過大表示」と指摘したイオン放出装置「プラズマクラスターイオン技術」は、シャープの白物家電のいわば「目玉」。他社との差別化を支える技術で、電気掃除機のほか、エアコンや冷蔵庫、洗濯乾燥機、加湿空気清浄機やドライヤーまで幅広い商品に搭載している。

   今回の消費者庁の指摘について、シャープは「消費者庁の指摘は掃除機の性能についてのカタログなどでの表示に関するもので、プラズマクラスターの性能自体の問題はありません」と話している。

   「プラズマクラスター」の効果には、たばこ臭の脱臭や浮遊しているダニのふんや死がいなどのタンパク質を切断して除去やアレルゲンの作用を低減する効果、空気中のウイルスを除去して浮遊ウイルスの作用を抑えたり、浮遊しているカビ菌のタンパク質を切断して分解除去したりする効果があるとし、これまで国内外の22の第三者機関で実証済みという。

   同社は「エアコンや空気清浄機などは部屋で長時間使うので効果がありますが、掃除機の場合は使用する時間も短く、動き回るので、部屋全体に効果があるような表示が行き過ぎと判断されました」と説明する。

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