新聞各紙「小沢氏の影」を指摘
嘉田新党には新聞各紙の論調も冷ややかだ。未来の党に関する11月28~29日の記事には「嘉田新党 小沢氏の影」といった見出しが付けられた。
さらに朝日新聞は29日付朝刊の社説で
「小沢氏は選挙の顔として嘉田氏をかつぎ、生き残りのために結党をおぜんだてした」と指摘。
「新党を作っては壊し、力を保ってきた小沢氏の政治スタイルが復活するなら、脱原発も選挙向けの口実に終わる」
毎日新聞も同日の社説で
「嘉田氏は知事にとどまる予定だけに、不透明な二重権力構造としない党の体制が問われる」と注文をつけた。
これらの批判や警告に対し、未来の党代表代行の飯田哲也氏は「小沢氏は無役だと理解している」。嘉田氏は「小沢氏の経験は尊重しながらも、女性や若者の声を反映できる仕組みを党の中に埋め込んでいきたい」と話しているが。