維新・松井幹事長「嘉田知事は(大飯原発停止に)消極的」
さらに「未来」にとって都合が悪いことに、「原発ゼロ」に向けた方法論は、先行する「第三極」の「維新」と同じなのだ。
同じ番組に出演していた日本維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は、
「飯田哲也さんは、府市エネルギー戦略会議の中心的役割を担ってきた人」
「1年間エネルギー戦略会議をやってきて、今のプログラムの設計図は、ほぼできあがっている。昨日も古賀さんと話をして、来年1月には発表できる、というところまで僕らは来ている。国がやってくれないから、僕たちでここまで来た。このプログラムを僕たちは実行させてくれ、ということ」
と主張。つまり、「維新」と「未来」の原発政策を、実質的につくったのはともに飯田氏で、結果的に「未来」が「維新」の政策をまねた、と言わんばかりだ。加えて、
「大飯3、4号機については、夏の節電期間が終わった瞬間に細野大臣にお願いして、まず一度止めて、安全基準で測ってくれとお願いした。でも、これは僕と橋下(徹)市長だけで、ちょっと嘉田知事は消極的でですね…、できなかった」
と、大飯原発の3、4号機の再稼働の責任の一端が嘉田知事にあるとの考えを示唆した。
これに対して、嘉田知事は、大飯原発の稼働が続いている現状については
「納得していない」
としながらも、
「(秋以降の稼働停止は)『できるならば』ということは申し上げた」
と応じるのが精一杯だった。