赤木屋証券が2012年12年25日をもって、証券業を廃業する。11月22日付の官報で公表された。会社は存続し、当面は日本橋にある喫茶店「赤木屋珈琲」の経営をおこなう。
顧客から預かる資産はないという。赤木屋証券は1922年に創業。会社の自己資本で株式を売買し、収益を上げてきた。
ただ、最近では東証の電子化により、瞬時に株式を売買する高速取り引きが主流となったため、大手投資家との競争に対応できなくなっていた。
2011年には、日本橋地区再開発による取り壊しまでの期間限定として、社屋の1階で喫茶店経営にも乗り出し、話題を集めた。