フジ「アイアンシェフ」視聴率低迷は地デジ化が理由? 魚の血の塊がハッキリ「料理が不味そうだ」

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ネットで「フライパン汚ねー!」などと悲鳴も

   例えば12年11月23日放送を例に取ると、この回はフレンチと中華の「アイアンシェフ」に、中華とフレンチの料理人がそれぞれ挑む2試合を放送した。1回目の試合の食材のテーマは豆腐、2試合目は真鱈だった。試合終了後に審査員は試食するが、完成した料理はまるで料理雑誌のグラビアから抜け出たように光り輝きどれも美味しそうだったが、「調理をしていく過程が食欲を無くす」と感じている人もいる。

   例えば真鱈だが、調理人がそれを捌く様子が映し出され、腹の部分から大量の白子と血の塊が流れ出た。上海カニは生きたまま真っ二つにされ、その分断面が大写しになった。また番組では豆腐を燻製にする料理人がいて、燻製にした豆腐をうまく取り出せずチップの上に落としてしまうハプニングや、様々な食材をフライパンの上で重ねて調理した際に、フライパンにソースのようなものが焦げ付いていて、ネットで「フライパン汚ねー!」などと悲鳴をあげる人がいた。

   生きた食材の調理過程を見て気分が悪くなり食欲が無くなる、というのは良く聞く話だし、また調理を進める過程で調理器具が汚れていくのは当たり前だが、不潔ではないことは分かっていても、それを見せられるのは気分がいいものではない。

   もちろん「料理の鉄人」でも生きた魚を捌いたり、調理器具が汚れるというのは普通にあったが、全く問題にはならなかった。なぜ「アイアンシェフ」では気になってしまったのだろうか。

   実は、「アイアンシェフ」が始まる前に「料理の鉄人」のファンは、地デジの綺麗な画像で美味しそうな料理が見られることを期待し、喜びの書き込みをしていた。事実、放送では食材と調理過程、完成された料理が鮮明な画像で映し出されているが、この地デジ化が視聴率低迷に結びついているとしたら、なんとも皮肉な話だ。

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