中国外務省は「特定の国を念頭に置いたものではない」
それ以外にもインドが、北東部のアルナチャルプラデシュ州とカシミール地域のアクアシチン地域(中国が実効支配)がパスポートの地図に含まれていることについて「受け入れられない」と反発。中国人に対して発行するビザには、デザインの中にインド側が主張する地図を入れるようになった。
中国外務省の華春瑩副報道局長は、
「国際的な基準に合致した電子パスポートのデザインは、特定の国を念頭に置いたものではない。関係諸国は、中国と他国との通常の人員往来に支障が出ることがないように、理性的で合理的な対応をしてほしい」
と、事態の沈静化を図りたい考えだ。