【Net@総選挙】 第5回
維新が圧倒的に有利、自民追う、民主は出遅れ――選挙戦「ネット利用」を情勢調査

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野田、安倍、石原氏らはネットで動けない

   大手メディアの世論調査で政党支持率が高い上位3党、自民と日本維新の会、民主に限ってみても、民主の野田佳彦首相、自民の安倍晋三総裁、東京比例区で出馬予定という維新代表の石原慎太郎氏のすべてがネットで新たな動きができなくなる。党首に次いで高い知名度を誇る民主の細野豪志政調会長や自民の石破茂幹事長らも候補者である以上、党首と同様だ。

   そうしたなか、維新の代表代行を務める橋下徹・大阪市長だけは別である。維新にとって石原氏以上の看板といえる橋下氏は、突如として立候補しない限りはネット上での活動が制約されないのだ。橋下氏の遊説日程などは「政治活動」として投票前日までネットやツイッターを通じて発信でき、映像や音声に編集を施せば街頭演説の動画も堂々とホームページにアップすることができる。

「あのツイッターによる発信力は脅威です。何しろ橋下氏のフォロワー数は90万人超ですから。選挙期間中も次々とツイートするでしょうし、演説場所への動員にも威力を発揮するはず」。

   ネット上では党首の活動を制限される政党の広報担当者は警戒感を強め、「橋下氏の演説動画の影響力も怖い」とも話した。

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