AKB48のプロデューサー・秋元康氏(54)が、バラエティー番組「いきなり!黄金伝説」の企画「1か月1万円生活」をリタイアしたAKB48の河西智美さんについて、新聞の連載で苦言を呈した。
しかし河西さんはリタイア後にソロデビューが発表されるなど、相変わらず仕事は順調だ。秋元氏の連載も「落としてから上げる」ような書き方になっており、ファンらの不信感はおさまっていない。
「失敗や努力を重ねたアイドルの笑顔は美しい」
秋元氏は2012年11月25日付の読売新聞日曜版コラム「1分後の昔話」で、河西さんについてこう書いた。
「AKB48のメンバーがテレビ番組のチャレンジ企画を途中で勝手にリタイアしたことがニュースになっていた。そんな報告を受けていなかったので詳しい状況はわからないのだが、途中でリタイアするのはしょうがないにしても勝手に番組を降板するのは、プロとしてありえない。彼女が悪い。後は、彼女が番組のスタッフや共演者やファンのみなさんにお詫びして、どうやって信頼回復をしていくかだ」
一見痛烈な批判のように見えるが、その後には河西さんがバッシングを受けているときはずっと沈んだ顔で突然泣き出すこともあり暗かったが、握手会でファンに優しい言葉をかけてもらって笑顔になった。アイドルは失敗や努力を積み重ねて人の何倍も遠回りしてようやく笑顔になるから美しいのだ、とまとめている。河西さんの今の笑顔も、「1万円生活」のリタイアという失敗があってこそ、というような論調だ。