ヤフーのネット調査では「賛成」が圧倒的
ツイッター上でも、国防軍に関しての論争が始まった。自民党の片山さつき参院議員は、日本維新の会・橋下徹代表代行がテレビ番組で国防軍について「名前を変えるのには反対だ」と発言したとの報道を引用し、「維新の安全保障政策はふらふら!」とバッサリ。さらに「多くの選挙区で自民を脅かしつつある維新ですがこれでは話にならん!」と突き放してみせたのだ。
橋下代表代行も黙ってはいない。すぐさま「国防軍と名称を変えることが重要なんてナンセンス。自衛隊をここまで弱体化したのは、片山さんご出身の財務省。そしてそれを追認した自民党」と反撃した。さらに「日本維新の会は威勢の良いことを言うことはしない。合理的に考える。『国防軍』と名称を変えるには憲法改正の3分の2は得られないだろう」と断じた。
ヤフーがインターネット利用者に対して、「国防軍の保持」の賛否を調査したところ、11月24日16時現在で「賛成」が72%と、「反対」の25%を大きく上回った。賛成派は「いい加減、自衛隊を便利屋扱いするな」「自国を守るためにも大いに賛成」といったコメントで、反対派の意見は「十分な自衛能力があるのだから軍にする必要はない」「今更、何かメリットでもあるのか」といったものが見られた。