人類はバカになり続けているのか 知性のピークは2000~6000年前説

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「一瞬、虚構新聞の間違いではないかと」

   人間の知能は進化してきたと素朴に信じられてきただけに、ネットでは、

「失礼な」
「マジすか…こんなに大量の情報を扱っているのにか?」
「一瞬、虚構新聞の間違いではないかと疑ってしまった」

といった「信じられない」とする反応が相次いだ。

   また、狩猟をしなくなったからという理由に「モンハンやれってことか」という人も現れた。モンハンとは人気ゲーム「モンスターハンター」の略で、名前の通りモンスター「狩り」をして遊ぶ。

   ただ、論文の内容に疑問を示す人もいる。米Independent紙では、ロンドン大学の遺伝子学者スティーブ・ジョーンズ教授が「ただのアイデア。証明するデータがないし、どうやって調査すればいいのかも分からない」などと一蹴した。

   日経サイエンス(12月号)のコラム「知能は延び続けているか」では、IQテストの平均スコアは1年に0.3ポイント、10年で3ポイントのわりで着実に伸びているという「フリン効果」を紹介した。伸びているのは主に抽象推論を試すテストや、幾何学図形の類似性を問うなど抽象思考を試すテストで、現代においては社会生活を営む上で抽象的な思考が必要とされているから考えられているという。そして、「将来は、あなたも私もひどく前近代的で想像力の欠けた人物に見えるような世界になるのだろう」と結んでいた。

   「どっちが正しいのか」に結論を出すのは難しそうだ。

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