中国政府系ファンド、145社の大株主に 投資なお高水準

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   中国の政府系ファンドとみられる「OD05オムニバス」が、3月期決算の国内企業の少なくとも145社に、2012年9月末時点で約2兆3000億円を投資していることがわかった、と11月22日付の日本経済新聞が報じた。

   11月21日までに四半期報告書で9月末の大株主を開示した3月期決算企業を調べたところ、「OD05オムニバス」が上位10株主に入っているのは145社にのぼった。トヨタ自動車や武田薬品工業、NTTなど日本を代表する企業でも上位株主に名を連ねている。

   3月末に比べて、64社で保有株を減らした一方、全日本空輸やソフトバンクなど68社では買い増している。パナソニックでは7位株主から5位に上昇した。

   OD05オムニバスは3月末時点で東証1部の時価総額の1%強にあたる3兆5000億円超もの日本株を保有していたため、尖閣諸島をめぐる問題による影響を受けて動向が注目されていたが、引き続き高水準の投資を維持しているようだ。

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