石原氏、尖閣問題で新主張 「フィリピン・ベトナムと同盟すべき」

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「日本人にとって中国ってのは広島県と岡山県のこと」

   記者からは、

「中国に対して、(強硬姿勢ではなく)平和を求める時期に来ている」

という声も出たが、

「中国と日本が仲良く友好に進むことは両国にとって好ましいと思いますよ。ただね、シナが今行っている覇権主義…。皆さん、シナっていう言葉は悪い言葉じゃない。日本人にとって中国ってのは広島県と岡山県のこと。シナというのは孫文が作った言葉で、彼らが英語でやっているインターネットの論文読んでみなさい。シナ人の自分の論文にシナ(Sina)って書いてある」

と反発しながら、「シナ」という言葉を使うことの正当性を主張。

   また、チベット問題を引き合いに、

「チベット人はかわいそうだと思う。私はね、シナの覇権主義に侵された日本が『第2のチベット』になることを絶対に好みませんな」
「もちろん米国とアライアンス(同盟)は必要でしょうけれども、自分の領海を侵されつつあるフィリピンとかベトナムと一緒に、あるアライアンスを組む。それが、積極的な、したたかな外交なのではないか。それができない日本の外交には信用を置かない」

と述べ、中国との領土問題を抱える他国と連携して中国に対応すべきだとの考えを示した。

   また、「大局から冷静に対応する」とする野田政権の方針との整合性については、

「尖閣問題に端を発した日本と中国、シナとのフリクション、摩擦について、国民の圧倒的な総意は『冷静に、毅然として向かえ』というもの」

と述べ、8月19日に野田首相と会談した際に、「(中国と)戦争も辞さず」と発言したと報じられていることについては、

「『戦争も辞さない』なんて一言も言っていない」

と完全否定した。

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