「政策の不一致を顧みず、合流を最優先した判断が批判を浴びている」
維新にとってさらに厳しい結果が出ているのが、読売新聞の調査だ。維新と太陽の党に投票を考えている人の割合は、11月2日には合計で21%あったが、16日~17日の調査では13%と、3分の2の水準に下落している。内訳を見ても、維新が12%から8%、太陽の党が9%から5%と、両方が支持を失っていることがわかる。特に維新の会は、読売の比例投票先に関する調査で1桁に転落するのは初めてだ。読売記事では、この背景について
「『政策の不一致を顧みず、合流を最優先した判断が批判を浴びている』との見方も出ている」
と分析している。
朝日新聞では、「維新」「太陽」の合流が決まる前後で調査を行っている。11月15日、16日の調査では維新の会4%、太陽の党2%で、17日、18日の調査では維新の会6%、太陽の党1%。合流がどのように影響したかは定かではないが、合計した数字では微増、といったところだ。
なお、ネット上での調査結果は、まったく傾向が違っている。「ニコニコ生放送」の番組が11月17日夜に利用者に対して支持政党を聞いたところ、自民党が40.3%でトップ。「維新・太陽・みんな」を合わせた「第三極」が38.2%で、民主党は、わずか5.2%だった。