民主大物議員に「落選危機」報道相次ぐ 鳩山、菅、田中真紀子…

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   衆院解散で選挙戦が事実上スタートしたが、早くも民主党大物議員の落選危機の情報が飛び交っている。それも閣僚クラスにまで及んでいるのだ。

   前回2009年の総選挙では、民主党の大躍進で、自民党の大物議員が次々に落選の憂き目に遭った。そして、今度は、それが民主党の番になりそうなのだ。

田中真紀子氏、新設大学不認可騒ぎが響く

   週刊誌などは大物落選情報を早くも特集しており、そこには、軒並み民主党政権の閣僚経験者がズラリと並んでいる。

   週刊現代は、2012年11月17日号で、政治ジャーナリストらによる当落予測を特集した。それによると、選挙区を北から見ていくと、まず挙げられたのが北海道9区の鳩山由紀夫元首相だ。

   対抗馬として、五輪銅メダリストで道議の堀井学氏が自民党から出馬する見込みで、堀井氏に10ポイントほども差をつけられたという。地元紙記者によると、鳩山元首相は落選がほぼ確実なほどだとも言い、生き残るには惜敗率を上げて比例復活するしかないとした。さらに、政治ジャーナリストは、新党大地から歌手の松山千春氏が選挙区で出馬すればアウトだとも指摘している。

   次に、新潟5区の田中真紀子文科相も、落選危機組だとした。対抗馬は、自民党から出馬する元山古志村長の長島忠美氏で、田中氏は、現在は当落線スレスレの状態だという。それは、田中角栄元首相以来の後援会組織が、バラバラになっていることなどが原因と指摘した。

   新設大学不認可騒ぎで注目されたため、その後、週刊新潮や夕刊フジも田中氏を取り上げた。この騒ぎで頼みの浮動票も期待薄になって、落選危機にあるとしている。

   週刊現代は、東京18区の菅直人前首相も、苦戦必至だと指摘する。自民党から出馬する元武蔵野市長の土屋正忠氏と大接戦になっており、民主党を離党した横粂勝仁氏も出て混戦模様という。

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