「韓国推しの意図は一切ございません」
「何故原作から改変したかといえば、アニメとしてのわかり易い表現を求めた結果です。かつお出汁香るシンプルなお粥を美味そうに描くのは至難の業です」
この制作デスクは、「こうした映像表現としての『翻訳』は制作サイドの矜持」だともして、冷静な対応を呼びかけている。
ネット上で、アニメは韓国で制作され、そのスタッフが改変しているのではとの声が出ていることについては、明確に否定した。それは、海外スタッフが関わった可能性があるのは動画などの工程の一部だけで、独断での改変はありえないからだという。さらに、「ステマ説は具体性がなさすぎます。実際の販促アニメはもっと上手く効果的にやります」とも言っている。
一方、これらのツイートに対し、異論も相次いでいる。日本人がサムゲタンを作ってあげるというのはわかりにくい表現だ、日本のアニメにはおいしそうなおかゆを描いた例がある、といった声だ。
また、同じ時期に、芸能人のブログやテレビ、ゲームなどで、サムゲタンを紹介する動きがあったとの指摘があり、韓国の意向が働いているのではないかとの疑念もなおくすぶっている。
さくら荘製作委員会側のメディアファクトリーでは、取材に対し、「作品の制作、演出に対する背景や意図については通常、お応えしておりません」(広報担当)とコメントした。ただ、「貴重なご意見等は関係各所にて共有し今後に活かせるよう努力いたします」と言っている。また、アニマックスでは、「韓国推しの意図は一切ございません」とだけ答えている。