「私はウソつきではありません」 野田首相「一世一代の大勝負」で16日解散

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民主執行部「まさに『寝耳に水』」 国民新党は不快感

「16日解散と言ったのだから、それを撤回することはないだろう」

   民主党幹事長で、年内解散反対を野田首相に強く主張してきた輿石幹事長は討論終了後の14日夕、そう述べた。「解散は野田首相の専権事項だから、それでいいではないか」とも言った。

   常任幹事会の場で「野田降ろし」などに言及した民主党議員は「われわれに時間を与えず、解散に打って出ても党内は収まらない。離党者だって出るだろう」と不快感を示した。党執行部の一人は「まさに『寝耳に水』。準備も全くない状態で、首相は選挙態勢をどうつくれと言うつもりなのか」と呆れ顔だったという。

   一方、民主党が連立を組む国民新党の下地幹郎・郵政民営化担当相は「首相の言ってることの意味が分からない」と憮然とした表情だった。

   野田首相の「16日解散」発言をめぐっては、ネットの掲示板などにも多くの書き込みが相次いだ。

「野田は男を見せた」「討論では勝っていた」

との声がある一方、

「今さら解散といわれても、民主党への怒りの気持ちは収まらない」
「あっ、そう。何をかんがえているんだか」
など、冷めた意見が支配的だった。

   報道各社によると、政府・民主党は11月16日解散の場合、12月16日選挙の日程で調整を始めたという。

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