大阪市の橋下徹市長が2012年11月12日から14日にかけて、ツイッターで現業職員の給与水準について持論を展開している。「民間と比べて高すぎる」というのが趣旨だが、ツイッターの利用者からは異論も多く出ているようだ。
橋下市長は、11月12日、
「地方公務員の給与で問題なのは現業職だ」
「運転手、看護師、保育士、給食調理員、警備員・・・・・ここが民間と比べて物凄く高い。大阪市では、ここの組合に応援を受けていた平松前市長まで、全く改革できず。僕が市長になってから、現業職の給与見直しをやっているが民間ときちんと比較できる物差しがない。これは国を挙げてやる問題だ」
と、民間と厳密な比較はできないものの、公務員の現業職の給与水準の高さを指摘した。
「現場知らないのもほどが過ぎる」の批判も
この指摘に対しては、公立病院の看護師とみられる利用者から、「現場知らないのもほどが過ぎる」といった反論が続出。これに対して、橋下市長は、
「公務員の現業職の給与は民間のそれよりも高すぎるので是正が必要と言ったのですが」
「民間は収入の中で給料が決まります。公立病院の赤字は人件費が高いのが第一原因。収入を考えませんから」
あくまで民間での比較の問題だ強調した。
また、
「現状では、民間で収益があがりにくいところを埋めているのが公立病院の存在意義」
だとの指摘もあったが、橋下市長は
「そのような役割の公立病院はごく一部です。その場合でも赤字は税で埋めますが看護師の給料をバカ高くしなくても良いでしょう。普通にすべき」
と応じた。