今までなかった「大船渡復興応援商品」がついに完成!【岩手発】

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アリティーヴィーの高野です。

さて、11月に入り2012年も残すところあと2ヶ月を切りました。 早いものですね。

11月、「年末を迎えるにあたりそろそろ準備しないと」と、考えるものと言ったらなんですか?

年賀状ですよね。

2012年は震災の影響で、年賀状を出さない人、出せない人も大勢おりましたが、2013年は新たな気持ちでまた年賀状をだそうという方が多いようです。

その年賀状を、今年は大船渡の「木の香り広がる年賀状」にしてみてはいかがですか?

これは、岩手県大船渡市で作られているものなのですが、宛名面は紙(インクジェット対応)。

そして裏面は本物の「松の木」でできているんです。しかも材料には被災松が使われています。


この商品は震災後初となる、大船渡による、大船渡のための復興支援商品。

売上の10%が大船渡市に支援金として寄付されます。

震災後、東北の被災三県を中心に、様々な復興支援商品が登場していますが、大船渡には今までなかったんです。

ところで何故大船渡で「松」なのか。

みなさんの印象として、「松」というと陸前高田が思い浮かべられる方も多いでしょうが、実は大船渡市の木が「松」なんです。

そんな松も2011年3月11日の大津波により、ほとんどが流出。

大船渡市の松は瓦礫と化しました。

「この被災松をつかって何かできないか」「ちゃんと切り出して使えば瓦礫ではなくなるのに」。

そう考えたのは、大船渡市の文房具屋「タケノ文具」の竹野美貴子さん。

ぼんずプロジェクトを立ち上げ、現在企画担当をしています。

※ぼんずプロジェクトのコンセプトは

(1)津波で被災した岩手県大船渡市の被災松を使って紙製品に加工。

(2)大船渡を代表する復興支援商品として全国に販売。

(3)売上の10%を大船渡市に寄付する。

構想から3ヶ月を経て商品化。

2012年9月3日に販売が開始されました。

松の木を紙状にスライスするのは業者にお願いしていますが、貼り付け、印刷、裁断などは、全て自分たちで行なっています。

挿絵は地元の方が描いているんです。


竹野さんは、

「大船渡で産まれ、大船渡に一生を捧げるなら、行動して当然。」

「復興支援商品が今まで無かった事、そして、町がそういう状況では無かったのですが、逆に今、震災の意識が薄れてきているのは事実だから、大船渡の商品を販売することでもう一度目を向けるきっかけになれば。そして、風化させない工夫も私たち被災地から発信しなければ。」

と熱く語ってくれました。これは、竹野さんたち「ぼんずプロジェクト」の挑戦なんだそうです。


現在は名刺、絵葉書、しおりなどが販売されていますが、年末に向けて、「2013年の卓上カレンダー」「年賀状」が販売されています。※期間限定

大船渡市内では6店舗、東京で2店舗で販売中です。

袋から出した瞬間の木の香り。

今年の年賀状はぼんずプロジェクトの「ぼんず年賀」で新年のご挨拶はいかがですか?


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   TEL 080-3327-5308

   FAX 0192-26-3746

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