被災地からのボランティア報告(2012年10月)【岩手・花巻発】

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現地の様子と活動内容についてレポートします。


@街の様子&復興は?/陸前高田市では被災した中心街に残っていた大型建造物の撤去が始まりました。市立博物館を手始めに、市役所や郵便局、それから県立高田高校などです。港も製氷工場が完成したりして少しずつ市場の機能を取り戻しつつあります。


@避難民は?/仮設住宅に空き部屋がでるようになってきました。親戚や知人の土地を買って、そこに住宅を建てた人や、内陸に移住を決めた人たちのようです。まったくめどの立たない人も多く、「数年間はここで暮らすしかない」とあきらめている人たちも多いようです。秋で失業保険が切れた人が多いので、収入の面でも心配です。


@支援体制は?/ボランティアの家が次々に閉鎖になっています。住田町の「住田基地」や、大槌町の「きらりベース」、陸前高田の「矢作ボランティアの家」などが閉鎖になりました。これに伴い泊まりでボランティアができる拠点がほとんどありません。花巻市東和町の「東和ボランティアの家」も団体のみの使用です。
一般の方たちも被災地に出向き、買い物ツアーなどのかたちで支援してもらいたい。また子どもたちも仮設住宅などから出なくなるので、内陸への「雪遊びツアー」などを企画したい。


@今後の課題は?/冬になると外に出なくなるので、お茶飲みや食事会などを仮設住宅の集会所でやるとか、息抜きの温泉日帰りツアー、温泉一泊ツアーなどを企画するとか、とにかくたんでもいいので楽しめて希望につながるような取り組みが求められます。


@個人的にできることは?/ボランティアセンターなどに連絡し、なんらかの形で現地に行く。もしくは、なんらかの形で被災地(者)に関わる。もっち(私)に連絡する。関心を持ち続ける。昨年の沿岸部は柿が豊作でしたので仮設住宅の人たちとせっせと干し柿作りをしました。今年もぜひやりたいので渋柿をプレゼントしてほしい。ボランティアさんと収穫に行きます。


<活動経過> 2日/花壇整備(森の前) 4日/結いっこ会議(花巻) 5日/配本など(鱒沢倉庫・森の前・甫嶺) 6&7日/福島&釜石の子どもたち受け入れ(早池峰など) 8日/夢市(大船渡夢商店街・花咲かせプロジェクト講演) 9日/種配布(双六・要谷・二日市・町裏・小友小・森の前・小友保・森の前) 16日/花壇整備(森の前) 17日/アロママッサージ案内(甫嶺) 18日/夢市(大船渡夢商店街) 22日/花咲かせプロジェクト会議(東和町)・本の片付け(東和ボラの家) 24日/炊き出し(釜石市甲子第4仮設) 27日/命のセミナーで講演(福祉センター)・選書(鱒沢倉庫) 28日/夢市(大船渡夢商店街) 30日/花壇整備(森の前) 31日/結いっこ会議&送別会



ゆいっこ
ゆいっこネットワークは民間有志による復興支援団体です。被災地の方を受け入れる内陸部の後方支援グループとして、救援物資提供やボランティア団体のコーディネート、内陸避難者の方のフォロー、被災地でのボランティア活動、復興会議の支援など、行政を補完する役割を担っております。
ゆいっこは、「花巻」「盛岡」「北上」「横浜」「大槌」の各拠点が独立した団体として運営しておりますが、各拠点の連携はネットワークとして活用しております。
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