働かずにお金もらえる「社内ニート」 「うらやましい」のか「不安いっぱい」なのか

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   「社内ニート」という言葉がネットで話題になっている。いわゆる「社内失業」のことで、20代の間でも増加しているのだという。

   働かなくても給料がもらえるのだから、一見「うらやましい」状態だが、「将来のキャリアが不安」という声もあり、ネットではさまざまな意見が飛び交っている。

「クビにされたら技術もなんもない」

   2012年11月1日のweb R25の記事「『社内ニート』20代に急増中」によると、編集部がアンケートした20~30代の会社員100人のうち、45%が「身近に20代の社内ニートがいる」と回答した。社内ニートとは、給料を支払われているにもかかわらず、社内で仕事を与えらない人たちのことだ。

   こういった「社内ニート」は職場で「一日中ネット」するか、「寝てる」などして過ごしているのだという。記事では、社内ニートの原因として、リーマンショック以降、仕事が減っているのに、日本の厳しい解雇規制により不要な人員を解雇できず、「社内失業」を招いている、としている。とりわけ、20代若手社員のニート化については、職場に若手を育成する余裕がなくなり、仕事に必要な能力が身に付かないため、いつまで経っても仕事を任せられないままになる、と指摘している。

「まだ20代なのに・・・w将来が不安すぎ」

   ネット上には不安を書き込む人も現れた。

「クビにされる対象としてはまっさきにそういう方(編注:社内ニート)達が対象になるだろうし、それでクビにされたら技術もなんもないし怖くなった」

実際に社内ニートをしているという男性は、

「まだ20代なのに・・・w将来が不安すぎ」

などと心境を吐露していた。会社の経営が傾いたら真っ先に首を切られそうだが、会社が教育をしてくれないためスキルがなく、仕事で経験もつめないため、将来のキャリアが不安だということらしい。

   こういった声に対して、仕事が無いのなら自分で必要そうな勉強をしてはと勧める人もいた。

「いいじゃない、時間もらって業務理解や勉強も出来るし。ようは考え方次第じゃない?」
「20代なら英語か資格の勉強だな」
「一日中ネットできるのならプログラムの勉強するといいんじゃないかな」

   ただ、働かなくても給料がもらえてしまう状況に、ネットでは「一日ツイッターできるじゃん、やったな」「どこの会社だ?履歴書送る」「民間ナマポwww」などと単純にうらやむ投稿も多くあった。

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