合計で会員1億人のコミュニティー連携が実現?
PCのポータルサイトでは圧倒的な集客力を持つヤフーだが、モバイルで主戦場となりつつあるスマホ分野では、ライバルのアップルやグーグルが独自のネットワークを築いているため後れを取っている。さらに、フェイスブック、ツイッター、LINEといった新顔があり、ヤフーのスマホサイトは検索で使われるものの、これらに比べれば歩留まりや滞留時間が短かった。
そこで目を付けたのがソーシャルゲーム。国内では最も活気ある業界で、GREEの会員数は国内で3000万人弱、ディー・エヌ・エーは同4500万人いる。この2社を引き込みヤフーIDのアクティブユーザー2600万人超を加えれば一躍巨大なコミュニティー連携サイトが誕生する。
「ヤフーのスマホサイトのトラフィックが急激に上昇しますし、注目度も俄然と高まり広告も増えていくこと思います。そんな基盤を作った後にヤフーがどのような手でビジネスを拡大していくのか、面白くなってきました」
と井上さんは話している。