日立の英国原発企業買収 ライバルの中国企業が手を引いた理由

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英国政府が安全保障上の警戒感から中国企業の買収を疑問視

   建設中の原発は25基以上と先進各国が脱原発に傾く中、世界の半分を占める。既に14基が運転中だ。こうした中、WHやアレバと組んだ海外進出も目指しており、東芝が受注を目指すトルコなどにも名乗りを挙げている。今回のホライズンに対しては「中国核工業」がWHと、「広東核電」がアレバとそれぞれ組んで買収に手を挙げた。

   ホライズンの親会社2社は中国企業に関心を示し、一時は有力候補となった模様だが、実質的な原発の発注者である英国政府が、安全保障上の警戒感などから中国企業の買収を疑問視。アレバも消極的になるなど状況が変化するなか、9月には中国企業は2社とも撤退を決め、残った日立にお鉢が回った格好だ。

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