文春「すべて事実」と確認
渡辺氏が免許更新を行ったのは5月7日。A氏は教習所まで同行。記事によると、この日のA氏の日記は
「当初予定の1階での講習は『人目につく』などの理由で2階に変更。階段で上がり、講習。といっても、視力検査だけ。(中略)所要10分。帰りに車に乗り込む際、主筆から『キャップ』と一言。巨人戦チケットをもらう」
となっている。
記事によると、渡辺氏が講習を受けた教習所社長は取材に対し「いや、書類のみだったよ。実技はしなかったよ」「たしかにそれは法令違反なんです。実技は講習に組み込まれてますから」と正規の更新時講習を受けなかったことを認めている。
。記事は2004年に加え、01年の渡辺氏の免許更新時にも言及し、このときは警視庁幹部の了解を得て、全く講習を受けずに教習所から証明書を出してもらって更新していた、と書いている。
文春はA氏が書いたとされる「日記」に関し、2004年当時、A氏と同じ本社社会部に在籍した人物から提供されたとしている。A氏は文春の取材に応じてはいないものの、文春が独自に日記に登場する出来事や人物の裏づけ作業を行った結果、「確認できうる事実関係や人物に矛盾はなく、すべて事実であることが確認できた」という。