アメリカ西部のコロラド、ワシントン両州で、嗜好品としての大麻(マリファナ)を合法化することが住民投票の賛成多数で可決され、日本でも話題になっている。ネット上では早くも、両州に行きたいという書き込みが相次いでいる。
合法化が決まったのは、米大統領選でオバマ氏が再選されたのと同じ2012年11月6日だ。報道によると、医療品として以外ではアメリカで初めてという。
ネットに「大麻ツアー始まるな」
コロラド州では14年から、ワシントン州では1年かけて販売規則を整えた後に、それぞれ大麻の販売が始まる見通し。2州とも、購入できるのは21歳以上で、1オンス(28.5グラム)までとなる。コロラドでは、大麻草を1人6株まで栽培できるようになるそうだ。
もっとも、米連邦政府は大麻を違法薬物としており、どこまで販売が認められるのか不確実要素もある。
合法化が日本でも報じられると、ネット上では、興味を示すコメントが次々に書き込まれた。「コロラド 行きてえええ」「大麻ツアーが始まるな」と早くも行きたい気持ちを告白する人がみられた。
著名人も、ツイッターなどで次々に反応した。メディアジャーナリストの津田大介さんは「大麻、解禁されるってよ」といち早くつぶやき、歌手の加藤登紀子さんがそれをリツイートしながら、「動いてるね!世界は」と感嘆の思いを吐露した。
その一方で、日本では、大麻の所持などが違法化されていることから、「日本も大麻解禁しろ」といった意見もネット上で出た。
大麻規制に反対している元女優の益戸育江さん(49)(旧芸名・高樹沙耶)は、「この意味をかみしめてください!」と早速ツイッターで訴えた。そして、「ワシントンで自由に大麻を利用できる 何で日本は逮捕されてしまうの?犯罪者のレッテル張られるの?」と規制に疑問を呈している。