2012年10月の携帯電話契約件数は、新規契約から解約を差し引いた純増数でソフトバンクモバイルが28万4200件と10か月連続で首位となった。2位はKDDIで23万8800件の純増。3位のNTTドコモは7200件の純増にとどまり、ケタ違いの大敗を喫した。契約件数は3社が11月7日にそれぞれ発表した。
9月に発売された米アップルのスマートフォン「iPhone5」の人気が続き、同商品を取り扱っていないNTTドコモからの「転入者」がKDDIやソフトバンクに流れた。
番号持ち運び制度で、KDDIは15万2700件の転入超過。iPhone5の人気に加えて、提携するケーブルテレビの加入者などにスマホの通信料を割り引く「auスマートバリュー」や、他社からの転入者に基本料金を割り引く「女子割」「男子割」などの割引サービスが好調だった。
ソフトバンクは3万7900件の転入超過。NTTドコモは18万9800件の流出超過だった。