田中真紀子文科相が「無条件降伏」 民主党内と官邸サイドから圧力?

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会見内容が「官邸サイドを怒らせた」?

   プライドの高い田中氏らしからぬ、180度の唐突な方針転換の裏には何があったのか。

   「総選挙を前にして官邸サイドと民主党内の両方から、不認可撤回の圧力がかかった」。永田町関係者はこう見る向きが多い。

   実際、この日は文部科学委員会と平行して民主党の文部科学部門会議が開かれ、3大学不認可問題をめぐって、田中氏に判断撤回を要求する方針を決めている。「3大学は現行基準を満たしているのに、不認可にしては学習権の侵害につながる」といった大臣批判が多数を占めたという。

   田中氏の11月6日の会見内容が「官邸サイドを怒らせた」との見方も少なくない。同氏は会見の席上、3大学の不認可決定について官邸サイドには事前了解を取り付けていたことを暴露し、「藤村官房長官からは『大変結構だ』、野田首相からも『進めてください』と言われていた」と明かしていたからだ。

   自らの失態に官邸を巻き込む「手法」はいかにも田中氏らしいのだが、発足以来最低の支持率(19%)にあえぐ野田政権周辺からは「またも閣僚人事の失敗」という声も漏れていた。

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