楽天の2012年1~9月連結決算は、経常利益が前年同期に比べて13%増の532億円と、過去最高を更新した。11月6日に発表した。
インターネット上の仮想商店街「楽天市場」が堅調だったほか、クレジットカードや電子マネーなどの金融事業がけん引し、売上高は14.5%増の3096億円。営業利益は前年同期比11.4%増の538億円。最終損益は289億円の黒字(前年同期は192億円の赤字)に転換した。
好調な「金融事業」の部門営業利益が2倍近く増え、150億円強となった一方、電子書籍事業などの先行投資で、「インターネットサービス事業」の部門営業利益はやや減少した。