アニソン歌手オーディションで「音痴?」が優勝 大バッシングにもプロデューサー「悔いはない」

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   アニメ歌手の新人を探す全国的なオーディションが先ごろ開かれた。ところが、その優勝者の歌唱力に納得できないとしてネット上で大ブーイングが起こり、オーディション審査委員長が名指しで批判される騒ぎとなった。

   アニソン界の帝王・水木一郎さん(64)も、今回の審査結果に苦言を呈し、審査へのバッシングが加速したが、当の審査委員長は「審査結果に悔いはない」などと「ツイッター」で返答した。

アニソン帝王は「俺の意思が審査員に伝わってなかった」

   このオーディションはアニメ放送局のアニマックスが主催する「第六回全日本アニソングランプリ」。次世代のアニメ歌手を発掘するのが目的で、優勝者はプロデビューが約束される。今回は過去最多の1万171組の応募があり、書類選考、全国6都市で開催された予選大会、ネット投票などによって10人が2012年10月7日に開催された決勝大会に進み、北海道選出の岡本菜摘さん(18)が優勝した。

   この大会の模様が12年11月4日にアニマックスのBS放送でオンエアされたところ、「なぜこの人が優勝?」とネットで大騒ぎになった。音程が不安定で、声も上手く出せていない「音痴だ!」というのだ。実は岡本さん、北海道大会では優勝できず、ウエブ投票で上がってきたということも「疑惑」として囁かれた。

   この結果にネットで大ブーイングが起きると、今大会の委員長を務めた水木さんが「ツイッター」で11月5日、こんな苦言を呈したため非難が一層燃え盛ることになった。

   「審査に関われない大会委員長の立場はもどかしくもあり、今回は俺の意思が審査員に伝わってなかったのかと思うと自分の力のなさを感じてしまう。アニソンの未来のために、原点回帰も必要ではないか」

   水木さんは今大会には即戦力となる才能を求めていたという。

   アニソンの歌手は歌唱力のある上手な人が多く、ファンも耳が肥えている。ネットでは今大会の「戦犯」探しが始まり、大会の審査委員長だったアニプレックス社員のプロデューサーに批判が集中することになった。

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