酒びたり? ろれつ回らず 野田首相いよいよ末期症状か

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最新の内閣支持率は野田政権の発足以来最低

 

   臨時国会での野田首相のこうした「失態」なども影響したのか、読売新聞が11月2~4日に実施した世論調査では、内閣支持率は11年9月の内閣発足後最低の19%まで下がり、前回調査(10月1~2日)と比べて15ポイント減少した。過去の民主党内閣の交代直前の支持率は鳩山政権19%、菅政権18%で、野田政権も崩壊寸前の数値となった。

 

   長く政界を見てきた政治評論家の浅川博忠さんは、酒びたり説の真偽はともかくとして

「民・自・公の三党合意による消費増税法案の成立後、野田さんが抜け殻のようだったのは事実。法案が通過してしばらくの間、目の焦点が定まっていなかった」

   と指摘する。

   その上で、

「『近いうち』解散を求める自民・公明と、解散を先延ばししたい民主の輿石幹事長との板ばさみは相当なストレス。抜け殻状態でストレスがかかった野田さんがやったのが9月の内閣改造です。あんなあからさまな論功行賞人事は、野田さんが普通の状態ではやらないでしょう」

   と話す。

   危機的状況の野田首相は今何をするべきか、との問いに対し、浅川氏は

「景気が悪化し、領土問題も深みにはまり、日本がどんどん沈没していくのを避けるためにも、年内解散するのが首相としてとるべき道。気力体力とも、はたで見ていておかしいように見えるし、本人も解放されるでしょう」

   と語った。

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