スズキは2012年11月6日、ハワイ州を除くアメリカで四輪車などの販売を行う子会社のアメリカンスズキモーター(ASMC)が、四輪車販売事業から撤退し米国連邦破産法第11章にもとづく更生手続きを申請すると発表した。
撤退の理由について、ASMCの長期計画を検討する中で四輪車販売事業の採算が見込めない一方、二輪車・ATV、船外機については引き続き販売増加と収益拡大できると判断し、全ての経営資源を二輪車・ATV、船外機に振り向けるためとしている。これにより、スズキはハワイを除くアメリカでの四輪車販売から撤退することになる。
負債総額は9月30日時点で3億4600万ドル。うちスズキに対する債務は1億7300万ドルある。