田中真紀子大臣のちゃぶ台返し 3大学不認可に「やっぱり」の声

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藤村修官房長官「文科省に聞いてほしい」

   田中真紀子大臣は、小泉純一郎内閣の外相時代、外務官僚との衝突を繰り返し、米国国務副長官との会談をドタキャンするなどして更迭された経緯がある。それだけに、「予想通りの展開」(元衆議院議員の早川忠孝弁護士)といった指摘が識者らからは上がっていた。

   外相時代に官房副長官をしていた自民党の安倍晋三総裁は、TBS系「朝ズバッ!」で2012年11月5日、田中氏について「メチャクチャな人」「異常な行動をする」と明かした。ほめる人は1人も見たことがないといい、野田佳彦首相が田中氏を起用したことについて、「今までのことをまったくご存知なかったのかなあ、と思いましたね」と漏らした。

   小泉内閣が規制緩和を進めた結果、大学がたくさんできたことから、安倍氏は大学新設のあり方に問題点があることは認めた。一方で、一部夕刊紙では、田中氏が小泉氏への恨みを晴らしたかったという、うがった見方も出ていた。

   野田首相は今のところ、任命責任についてコメントしていない。藤村修官房長官が5日の会見で、「田中氏の判断だ。文科省に聞いてほしい」と述べただけだった。

   もっとも、ネット上で、田中氏の意見には賛同する声も多い。「少子化だし大学多すぎるよな」「むやみに大学を増やすのは反対だな」といった指摘が相次いでおり、新設のあり方について見直しは避けられない情勢だ。

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