激しい「バトル」はカットを予測していた?
この日の番組を見ていた人は、城氏のブログを読んで「出演者の顔がこわばってピリピリしていた印象があったがそういうウラがあったのか。議論もちぐはぐなものがパッチワークのようにつぎはぎになっていて異常な印象を受けた」とのコメントを寄せている。
視聴者にも、なにやらひと悶着あったような雰囲気が画面から伝わっていたようだ。
ブログには、「派遣の利点を『正社員保護』の利点に摩り替えている部分が多いと感じて、不消化感というか異物感の大きい番組だった」とのコメントがある半面、「慶應の塾長になにか個人的恨みでもあるのかと思えるような感情的な文章だ」との意見もみられる。
もっとも、城氏は「バトル」の場面が放送されないことを覚悟していたようだ。
2012年10月30日の、「団塊スタイル」への出演を知らせるブログでは、「高齢者が働くのは大いに結構なことだが、法で一方の雇用だけ保護するのはおかしいでしょ?という趣旨を伝えるべく孤軍奮闘したつもりだが、番組の趣旨上どこまでオンエアされるかはわからない」と記していた。
11月9日のEテレでは、後編「地域よ!日本よ!シニアを生かせ」が放送される。