シャープの長期格付けが、異例の6段階引き下げられた。欧州系の格付け会社、フィッチ・レーティングスが「BBBマイナス」から「Bマイナス」へ引き下げたと、2012年11月2日に発表した。「良好な信用力をもつ」とする区分から、投資に高いリスクを伴う「非常に投機的」の中の最低ランクとなった。
フィッチの格付けで、全21段階中の上から16番目にあたる。
シャープは2013年3月期の業績予想を4500億円の最終赤字に下方修正した。これを受けて、フィッチは「財務基盤の悪化や資金の調達に支障が出る」と判断した。