富裕層「シンガポール」に熱い視線 相続税・贈与税ゼロ、治安もいい

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物価は高いが、「リッチ」であれば問題ない?

   その一方、日本で富裕層向けSNS「YUCASEE」(ゆかし)の運営などを手がけるアブラハム・ホールディングスは、「巷の『富裕層=シンガポール移住説』には、あまりうなずけません」という。

   「ゆかし会員」は純金融資産1億円から5億円の30~40歳代の現役世代の富裕層が中心だが、「仕事の中心が日本なので、シンガポール移住を考えている人は少ないです」と話す。

   現役世代ゆえ、仕事で日本を離れることができないこともあるのだろうが、「まず、(日本から)遠いこと。また、医療に保険が利かないから高額になること。あと気候が熱いですしね」と、デメリットを指摘する。

   どうやら人気の中心は、リタイヤ世代の富裕層ということらしい。

   難点といえば、物価が高いこともある。たとえば、中心部から外れた1LDKの部屋でも家賃は相当高いという。日本よりも生活費はかかることになる。

   もっとも、その点も「リッチ」な富裕層であれば、問題なく暮らせるのかもしれないが…。ちなみに、「ゆかし会員」に人気の海外移住先は「ハワイ」だそうだ。

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