橋下代表、自らの国政転進に含み?
「第三極のボス」としながらも、首相候補としては石原氏にクエッションマークを付けた11月1日の橋下代表の記者会見について、翌2日午前の民放各局はニュースやワイドショーで大きく取り上げた。
その中で、橋下代表の発言の真意をめぐって興味深い見方を示したのは政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。
「ボスは石原さんと言いながらも、『ただし総理候補かどうかの話はしていません』というのは、『私(橋下)もあるよ』ということに含みを持たせている、と見ることができます」
と述べ、
「国政選挙前に(橋下氏の)国政転進がゼロかというと、ゼロとは言い切れない。だから、首相候補について具体的に言及しなかったのは、今後どういう展開があるか分からないということです」
と話した。
とはいえ、報道各社が10月下旬に報じた世論調査では、維新の政党支持率は2%ほどで低空飛行を続けている。維新が連携を呼びかけるみんなの党にしても1%ほど。現状では橋下氏が前言を翻して維新の首相候補として国政進出する以外に、低迷を打開する道はないように思えるのだが。