くら寿司研修の「入社辞退強要」疑惑で話題に
アイウィルは以前、くらコーポレーションの内定者研修を担当した会社として話題になったことがある。
2010年9月1日放送の大阪・毎日放送「VOICE」が、「くらコーポレーションが内定者に入社辞退を求めた」と報じた。くらコーポレーションの研修では、社訓の「くら社員三誓」を35秒以内で暗唱することが課題として出された。これを研修でできなかった内定者が入社辞退を求められたというのだ。番組内では、「三誓暗唱」に挑んだアナウンサーも「難しい」と指摘していた。
当時、アイウィルはJ-CASTニュースの取材に対し、「うちは内定辞退を求めるよう差し向けたことはありません。くらさんも、社員を大切になさる会社ですので、そんなことはしていないと思います」と説明していた。
こうしたこともあり、今回松元さんのツイートから「人権が国を亡ぼす」の文章を知った人は、ツイッターで「軍隊状態の研修らしいですね…人権蹂躙は許されない行為」と批判の声を上げている。
この文章がどういう真意で書かれたものなのか、また批判意見に対する反論はないか、アイウィルに問い合わせてみたが、染谷さんが長期で出張しているため話できることはない、と言われてしまった。
ちなみに、「ヤァーッ」12年10月号には、「帰属意識の育て方」という見出しで、「我を抑えて会社の方針に従う、会社のために犠牲的精神を発揮して尽力するというポジティブな帰属意識を社員に持たせることはできるのか」をテーマにした染谷さんの文章などが掲載されている。